2007年7月にオープンした比較的新しい道の駅です。
四万十川に隣接し、上の写真のように施設の裏は川に面したテラスになっていて、河原へ降りられる階段も設けられています。クネクネ道で疲れた心身をリフレッシュするのには、まさにぴったりの環境ですね。
僕が評価したのはこの駐車場のレイアウト。駐車場は国道に面していますが、これならバックドアを開けて自炊がしやすいですし、写真の奥には、備え付けのベンチもあります。もちろん、先ほどのテラスに出てお弁当を食べたり、小さなコッヘルとバーナー程度なら調理をしてもいいでしょう。
道の駅を数多く見てきましたが、こういうレイアウトをもっと増やしてくれると本当にありがたい。今は「道路利用者の休憩の場」という目的を忘れ、「地元野菜・特産品に名を借りたスーパーマーケット」と化している道の駅が多いだけに、僕にはすごく新鮮に映りました。
2009.6.8
この記事を読まれた方からお知らせをいただきました。
ここは車中泊での自炊を禁止していると、総支配人から注意を受けられたそうです。
道の駅での自炊は今のところグレイゾーンにあり、またデリケートな問題です。
僕はこれまで10年間にわたり道の駅でも自炊をしてきましたが、明確に「禁止」と表記されたサインにお目にかかったことはなく、施設のスタッフさんや警察官とその現場で世間話をした際にも、そういった注意を受けたことはなかったので、上記のような記載をしています。
とはいえ...
月日が流れ人が変われば、 自炊が規制の方向に流れていくことはやむを得ないと思います。確かに「さすがにそれはいかんやろ~」っと思う自炊シーンを見かけることもありますから(笑)。
僕個人としては、そうなれば道の駅を使わなくなるか、キャンピングカーのように車内で一目につかないようにすると思います。そうしようと思えばできる車なんですから、あえて国家権力に「反対!」「反対!」なんてな運動をしようとは考えません(笑)。
ただ、一介のオートキャンパーとして、これまでの道の駅の発展経緯や自炊を認め続けてきた実績を鑑みれば、一刀両断にスパッと「禁止」にすれば角が立ち、また自炊をするお客さんが自販機のお茶を買ってくれるだけでも収益の足しになると喜ぶ赤字経営の道の駅が在ることを想うと、そう簡単にはこの問題を語れないように思うのです。
また、サービスエリアは24時間対応で利用者に食事のサービスをしています。民営化以降は、野菜の朝市を開いて、高速道路利用者以外の地域住民に対する利用促進を図るような取組みをしたり、今は宿泊地検索のサービスも始めていますよね。
それに対して、道の駅は今でも役所程度の営業時間しか開いていません。設置目的が「道路利用者への休憩」と明確に謳われている以上、そこらの公園とは「果たすべき責任」はまるで違い、むしろサービスエリアを意識した施設の拡充を急ぐべきでしょう。
そう考えると、今のままの体制では自炊禁止には踏み切れないということを、賢い官僚は理解しており、ゆえにグレイにしてあると僕は思います。今はおそらく過渡期であって、様子を見ているのでしょう。
その状況の中で、ここの道の駅の総支配人さんは、どこの道の駅でもそうだとおっしゃられたとのこと...
国交省でも言わないことを言い切るのですから、さぞやお偉い方です(笑)。
一般常識といわれても、少量のお湯を沸かしてコーヒーを入れ、パンをかじることも自炊ですし、炭火でBBQをすることも自炊といえば自炊...
現段階では立場に関係なく、その人の勝手な主観と基準で管轄外の施設のことまで断言するのは常識ハズレ。総支配人の資質を疑われても致し方ないと思います。
もう1つの気に入った点がこちら。高速道路のサービスエリアではよく見かけますが、こういった設備があるとバイクや自転車で旅をしている人はきっと助かると思います。ここは芝生のスペースもあるのでテントも張れますし、そういうのってアリなんじゃないのかな。車中泊の僕ら以上に、彼らにはキャンプ場というのはたいそうで使いづらいところなだけに...ね。
もちろん身体障害者のためのスペースは空けておく必要があると思いますが、バイクや自転車の旅人も道路利用者だし、道の駅で飯やジュースを買ってくれる大切なお客様です。新しい施設にそういう概念が盛り込まれているのは嬉しいこと。せひ老朽化していく道の駅のリニュアル時には、こういうところを視察してもらいたいものです。
【正式名称】
四万十とおわ 【駐車台数】
普通車:69台
【宿泊体験】
なし
【最寄の入浴施設】
十和温泉 入浴時間: 利用時間:12:00 - 20:00
定休日: 不明
料金: 大人800円 小人400円(小学生まで)
【車中泊適性度(独断の5段階評価】
★★★★★
なお、同じくらいの距離に柳瀬温泉があります。ただ道がわかりづらいとの情報もあり、ここでは少し割高ですが安心して行ける十和温泉を紹介しておきました。残念ながら、いずれも入浴はしておりません。
僕が訪ねたゴールデンウィークには、このような光景がみられます。十和は日本で最初にこいのぼりの川渡しを始めたところだとか...
ただ残念なことに、僕はこちらよりも各家庭の立派な鯉のぼりを見て感動しました。授かった男児の健勝を願う素朴な家庭の温もりこそ、日本人が今思い出すべきコトなのでは。継続可能であり、自然に行動ができるそれこそロハスであるような気がします。下のような鯉のぼりをクローズアップして、十和の子育てと四万十川の関わりをテーマに村おこしを考えた方がマネもされないし、ずっと独自性があるのでは。
下の写真は、道中で拾ったスナップショット。
この地域では、子供の名前入りの大漁旗を鯉のぼりとともに掲げるようですね。土佐の父ちゃんの心意気!って感じで、実にほのぼのしていて、見ているだけでも元気が湧いてきます。
「よっしゃ、今日も一発カツオ釣ってくるでぇ~」ってね。
子供も物心がつけば、きっと感激すると思います。こういうのを、補助金出してでも残したいね。
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