
天橋立や伊根の舟屋、あるいは鳴砂の琴引浜で知られる京都北部の丹後半島にある道の駅です。近畿以外にお住まいの方は、京都に「海」があるというと意外に思われるかも知れませんが、グルメな人には「間人(たいざ)」といえば、ピンと来るかも。

丹後半島はズワイガニの地域名である松葉蟹の一大産地。中でもこの道の駅がある「間人(たいざ)」は港から漁場が近く、獲ったその日のうちにセリにかけられ、鮮度の高い蟹が京阪神の料亭などに届けられることで有名に。今や押しも押されぬブランド蟹の横綱となっています。
間人蟹に関する詳しい話はこちらにまとめてありますので、お時間があればご覧ください。
また間人一帯は、長い砂浜と地磯が広がり、釣りやサーフィンの恰好のポイントでもあります。写真の立岩キャンプ場は、道の駅の裏手に通じており、歩いても行くことができます。

さらに... このキャンプ場を見下ろす国道沿いには、海まで見える気持ちの良い露天風呂がある国民宿舎はしうど荘があり、温泉は夜の10時まで利用することができます。
というような理由から、この道の駅はできた当時から京阪神の人にはよく知られ、また車中泊スポットとして親しまれてきました。実は僕が初めてフレンディーで車中泊をしたのもここでありました。見ての通り、駐車場はフラットでスクエアなレイアウトになっていて、車中泊のしやすい道の駅です。
【正式名称】
道の駅 てんきてんき丹後
【駐車台数】
普通車:41台
【宿泊体験】
あり
【最寄の入浴施設】
はしうど荘
【車中泊適性度(独断の5段階評価】
★★★★
さて... この道の駅の評価が高い理由は、本来の道の駅の機能をきちんと果たしているからです。ご承知の通り、道の駅は次の3つの機能を果たすという「約束」で、国交省から認可をうけ、地方自治体が指定管理業者を募り、その管理運営を任せています。
その3つの機能ですが、まずは道路利用者の休憩機能 。これは今さら説明するまでもないですね。2番目は地域の情報発信機能です。 情報は大きく「交通情報」と「地域情報」の2つに分ける事ができ、交通情報は渋滞や事故、工事等のドライブに必要な情報を指し、地域情報はお天気とイベントや名所などの観光情報、あるいは名産品・特産物の紹介といった内容になります。そして最後が地域の連携機能ですが、これはもう近隣農家の野菜直販と位置づけているところがほとんでしょう。
道の駅 てんきてんき丹後の状況...

雨天でも使えるように、ちゃんと駅舎内に無料の休憩スペースがあります。場所は2箇所に別れていて、マッサージチェアまで置かれているのにはちょっとビックリ(笑)。でも、これは嬉しいですね。

売店の奥には座敷もあるお食事処があります。定番のメニューだけでなく、地域色を出したご覧の海鮮丼などのメニューも。

情報発信の為のインフォメーションカウンターがあり、ご覧のように若いコンシェルジュが。もちろん周辺の観光施設のパンフレットや地図もきちんとラックに用意されており、まさにサービスエリア並みのサービスです。

この道の駅では、日を決めた小規模な朝市も行なっていますが、写真のように京丹後市が展開している地域活性の為の施策を積極的にPRしています。
僕の感想では、ここまでの内容でも道の駅としては十分及第点に達していると思うのですが、2010年冬からは、さらに新しいコンテンツが加わりました。皆さんは丹後半島が2010年の秋に日本で4番目にあたる世界ジオパークに認定されたことをご存知でしょうか...

山陰海岸ジオパークは、鳥取の白兎海岸から但馬海岸、そして丹後半島の先端にある経ヶ岬にいたる広域の地質遺産を保護する自然公園です。世界ジオパーク及び山陰海ジオパークに関しては、こちらのページに詳しく記載をしています。
この件に歩調を合わせ、丹後半島の大半を占める京丹後市では、観光行政を「着地型」と呼ばれるスタイルに変革する準備を進めています。「着地型観光」とは、地元に旅行会社を立ち上げ、郷土の良さを自分たちでプロデュースしていく等身大の観光開発のこと。道の駅・てんきてんき丹後を運営する三セク企業の㈱てんきてんき村は、その中核をなす企業として第三種旅行業の資格を取得し、道の駅の施設内でその具体的な業務を展開しています。
加えてこの道の駅では、バイクツーリングや車中泊旅行者向けの特筆すべきサービスを開始。それが下の写真です。

ロングステイとリピートは着地型観光を促進する重要な要素です。その為には、個人客向けに安全で低料金の宿泊施設を提供する必要がある...
偶然にもこの道の駅の裏には、100サイトを越えるオートキャンプ場が併設されているのですが、キャンプ場として稼動するのは夏季のみで、残りの3シーズンはまさに開店休業だったわけです。
そこでオフシーズンはクルマ、バイク1台1泊1000円で、車中泊スペースとして開放することに。もちろん通常通りテントを張って寝ても1000円です。ここには電源(20A・別途500円要)も炊事設備もゴミ捨て場所もあります。経営は同じですが、道の駅とは趣旨が異なるので、キャンプ場に関しては別ページに詳しいガイドを掲載しました。自炊をされる方は、ぜひそちらをご覧になってみてください。
なお、この施設があるから道の駅での車中泊が禁止というわけではありません。
こちらのページを参考に自分のスタイルにマッチする方をお選びください。
また丹後半島の見どころや食べどころ、温泉について詳しくまとめた特集ページへは下のバナーからお進みいただけます。
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